おーしまの多すぎる趣味
片岡健太(34)9日30日生まれ。sumikaというバンドのボーカルをしています。高校一年生の頃『ふっかつのじゅもん』を聴いて衝撃を受け、彼が手掛ける楽曲を好きになっていきました。特に業界で注目されているのはキャッチーなメロディ。つい口遊んでしまう曲たちは私達ファンを虜にさせ、アニメソング、CM、映画の主題歌などに起用されています。更にsumikaの魅力を語る上で欠かせないのは、抽象的なのに心の響く歌詞です。特に私が影響を受けた曲は『溶けた体温、蕩けた魔法』という曲でした。高校生の頃、私は軽音部に所属していたのですが、作詞作曲をする際に何度も参考にしました。そして、心の支えになったのもこの曲の歌詞でした。人間味溢れる温もりのある言葉の数々は、心がしんみりすると同時に生きてる心地がするものです。思春期で不安定だった高校生の頃の私は、何度も何度もこの曲を繰り返し聴き癒されていました。 片岡健太さんの正直で優しい人柄が、曲調にも歌詞にも浮かび上がっています。そんなsumikaというバンドが今でも大好きです。
『ストーリー・セラー』著作:有川浩 小説を書き続けることを趣味としてる彼女。会社の同僚だった彼はあるきっかけから彼女の小説を読むことになり、その世界の虜になります。二人はお互いに惹かれあい夫婦になるのですが、待ち受けていたのは過酷な運命でした。小説家になった彼女を襲ったのは、”思考すると寿命が縮まる”という特殊な病。彼女の職業柄、思考を停止させることは困難です。しかし彼女は、今まで自分の最高の読者でいてくれた夫のために物語を紡ぎ続けるのでした。簡潔的にあらすじを書けば、少し変わった感動系ラブストーリーの様に感じますが、有川浩さんが手掛けた物語は、一言では片付けられない「リアル」と「混沌」があります。特にこの小説は不思議な構成が成されていて、ファンの間でも実話なのか創作なのか議論されています。小説を趣味として色々な本を読んできた私ですが、過去や現在を行ったり来たりする構成で、違和感なくスラスラ読めたのは有川さんが初めてでした。是非手にとって読んでみてください。
今でも私が大切にしている趣味は音楽です。幼少期からピアノを習っていたり、中学ではHIPHOPにハマり、高校では軽音部に所属したりと、ずっと音楽に触れてきました。今でも弾き語りをよくします。日本の音楽カルチャーは世界と比較すると少し特殊なもので、流行っているものが全く違います。それに違和感を持ち始めたのが高校生の頃で、どうして日本の音楽は海外に通用しないのか勉強し始めました。当たり前ですが、「文化、人種、言語の壁がある故に進出できない」というのが理由として挙げられました。しかし、もう一つ残念な点があったのです。それは「日本国内で売れるために作られた楽曲が多く、流行りに便乗する若者が増えてしまったから」という理由でした。日本の音楽を聴いている外国人の方は「物好きだ」と言われる理由はそこからきているのです。日本語の美しさを伝えられる日本音楽が自ら閉鎖的にしていることにショックを覚え、今でも色々研究しては勝手に落胆しています。笑 そんな音楽とこれからも向き合い触れ合っていこうと思います。