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「多様性質言語」 

作品は「様々な性質を帯びる言葉」をイメージして制作しました。我々ヒトがコミュニケーションを行う上で必ず用いいる「言語」にスポットを当てた作品となっています。「言葉呼称されている不可視ではあるが様々なものに多大な影響を与えている”情報”をなんとか可視化したい。」という試みの元、制作しました。

「GAIA」 

友人達と共同制作しているSF小説の挿絵として制作した作品です。キャラクタービジュアルをデザインする上での意識したのは「もし仮に空想上の存在でマジカル要素の産物とも言える、神や悪魔といった存在が、魔法などではなく物理法則を基準にした我々の世界に上位次元存在として現れたとしたら。その存在は、いったいどのような姿に見えるのか。」という疑問です。それを突き詰めて考えた結果、カンブリア紀の海洋生物をイメージしてデザインしました。

「意味が破損しています」 

こちらは「人と人のすれ違いから派生した口論」をイメージして制作した平面構成作品です。人間の等というのは今の人間の科学力を持ってしても再現がまだできていない超高性能なコンピューターであり、ブラックボックスの塊です。そんな物の中で発生する「人の感情や思考」を言葉で正確に相手に伝えるのは、自分の言葉であったとしてもとても困難なことです。その結果本来伝えたい内容とは違った意味の、言うなれば”バグった言葉”が相手に伝わってしまうことも少なくありません。そういったバグを単純化して表現しました。

「Un:understand」 

他者と対面して会話をするとき、人は基本的に自身の中に存在している記憶や経験、そして知識や価値観といった一種のデータベースに元ずいて自らの言葉を紡いでいます。「会話している相手にはどの回答が正解なのか。」「この言葉は相手を不愉快にしないか。」そのように会話していると人によっては相手の考えが理解できないことに少なからず恐怖を抱くこともあります。この作品はそういった状態に置ける「自分から見た、理解できない会話相手」と「自身の知識を総動員して必死で会話を行ってる自分自身」をイメージして制作しました。

「分かるように言えッ!」 

この作品は「小難しい言葉ばかりで容量をえないわかりにくい説明を聞かされた時の心情」を表現しました。

「彼だった蟲」 

フランツ・カフカの代表作でもある「変身」の表紙を想定して制作した作品です。

「自己という概念」 

この作品は制作当時に作成していた自身のポートフォリオの表紙として作成したものです。

「大学園祭」 

自身の所属している専門学校の架空の学園祭を想定して制作した広報用ポストカードのデザインです。