『GAIA』
友人達と共同制作しているSF小説の挿絵として制作した作品です。キャラクタービジュアルをデザインする上での意識したのは「もし仮に空想上の存在でマジカル要素の産物とも言える、神や悪魔といった存在が、魔法などではなく物理法則を基準にした我々の世界に上位次元存在として現れたとしたら。その存在は、いったいどのような姿に見えるのか。」という疑問です。それを突き詰めて考えた結果、カンブリア紀の海洋生物をイメージしてデザインしました。
『Un:understand』
他者と対面して会話をするとき、人は基本的に自身の中に存在している記憶や経験、そして知識や価値観といった一種のデータベースに元ずいて自らの言葉を紡いでいます。「会話している相手にはどの回答が正解なのか。」「この言葉は相手を不愉快にしないか。」そのように会話していると人によっては相手の考えが理解できないことに少なからず恐怖を抱くこともあります。この作品はそういった状態に置ける「自分から見た、理解できない会話相手」と「自身の知識を総動員して必死で会話を行ってる自分自身」をイメージして制作しました。
『自己という概念』
他者と対面して会話をするとき、人は基本的に自身の中に存在している記憶や経験、そして知識や価値観といった一種のデータベースに元ずいて自らの言葉を紡いでいます。「会話している相手にはどの回答が正解なのか。」「この言葉は相手を不愉快にしないか。」そのように会話していると人によっては相手の考えが理解できないことに少なからず恐怖を抱くこともあります。この作品はそういった状態に置ける「自分から見た、理解できない会話相手」と「自身の知識を総動員して必死で会話を行ってる自分自身」をイメージして制作しました。
『彼だった蟲』
フランツカフカの代表作である変身の表紙を想定して製作した作品になります。毒虫に対して人の姿の主人公は半透明にした上で崩れ去っていくように描いています。巨大な毒虫になってしまったことによってそれまで主人公が積み上げてきた人としての人生の証が少しづつ、しかし確実に崩れなっていく様を表現しようと考えた結果こういうデザイン構成に落ち着きました。