フクロウ宇宙旅行記

これから旅行する「宇宙」とは、そもそも一体なんだろうか。
出発する前にフクロウ博士は調べることにした。

未だ多く謎に包まれた場所である宇宙。無限とも言われるそのあまりに広大な空間は、我らが地球やそこに住む我々のような生命の存在がとてもちっぽけなものに思えてしまうほどのスケールです。そんな宇宙は「ビッグバン」と呼ばれる爆発から誕生し、そこから今に至るまで広がっていったと言われています。今回フクロウ博士は地球が住む街である「太陽系」の有名な惑星を見て回ることにしました。「太陽」を中心として太陽系に点在する惑星は「水星」「金星」「地球」「火星」「木星」「土星」「天王星」「海王星」の8つが有名です。また、地球の衛星である「月」にも行く気満々のようです。しかし最も近所な月でも地球からは新幹線を使って80年かかるほどの距離があるので、今回フクロウ博士は自分の開発したロケットに乗って行くことにしました。

まずはご近所さんから。
フクロウ博士はまず月へ行くこととした。

重力が地球の1/6ほどだと言われる月、フクロウ博士は翼を拡げずとも空中を舞うことができた。地球から見える月は欠けていたりするが、いざ赴いてみるとやはり地球と同じく丸っこい。日本では月に餅つきするうさぎがいると言われるが、実際にそのようなことは
博士はとある集落に行き着いた、そこには餅つきをするうさぎたちが住んでいた。博士はうさぎの誘いで一緒に餅をつき、鏡餅を食べた。博士は思った、地球も月も、あまり変わりはないなと。

人類の先祖はいるかな?
フクロウ博士はある説を考えていた。

生命が住んでいる可能性もある火星にたどり着いた博士、そこで彼は人類の先祖がここにいるのではないかと考えていた。人類の体内時計は25時間周期と言われており、これは火星の自転と同じだ。そのため人類は火星からやってきたと囁かれているのだ。その真相を確かめるべくフクロウ博士はしばらく探索した。しばらく歩くと博士はタコのような生物に遭遇、彼はとても友好的であった。しかし彼が人類の祖先だったかは不明なままである。

惑星の絵を描けと言われた時、多くの人が描写するであろうドーナツ。
フクロウ博士はある夢を抱いていた。

太陽系で二番目に大きい惑星である土星にたどりついた博士。彼は今回の旅行で土星に行くことを一番楽しみにしていた。なぜなら彼は土星の周りにある輪っかはドーナツであると信じているからだ。惑星レベルに大きいドーナツを食べる、そんな夢を博士は抱いていた。 結果的にその幻想は打ち砕かれることとなる。この輪っか、近づいて観察してみると小惑星の集まりであった。フクロウ博士は落胆し、地球へ帰ることに決めた。

壮大な冒険から帰ったあとは―
フクロウ博士は今回の旅の記録を日記にしたためた。

「僕は今回の旅で、ある2つのことを実感した。一つは宇宙はどこに行っても謎しかないということ。そしてもう一つは、土星の輪っかがドーナツではなかったように、美味しい話というものはそうないということである。今後僕は土星の輪をドーナツに変えるために研究でもしようと思う。」