About the aurora

オーロラとは

天体の極域近辺に見られる大気の発光現象である。極光ともいう。極域により北極光、南極光ともいう。女神の名に由来するオーロラは古代から古文書や伝承に残されており、日本でも観測されている。近代に入ってからは両極の探検家がその存在を広く知らしめた。オーロラの研究は電磁気学の発展とともに進歩した。発生原理は、太陽風のプラズマが地球の磁力線に沿って高速で降下し大気の酸素原子や窒素原子を励起することによって発光すると考えられているが、その詳細にはいまだ不明な点が多い。光以外にも各種電磁波や電流と磁場、熱などが出る。音を発しているかどうかには議論がある。両極点の近傍ではむしろ見られず、オーロラ帯という楕円上の地域で見られやすい。南極と北極で形や光が似通う性質があり、これを共役性という。地球以外の惑星でも地磁気と大気があれば出現する。人が地球上から目視できるオーロラの色には、 主に青や緑、赤があげられる。さらに状況さえ再現すれば、人工的にオーロラを出すこともできる。

オーロラが見える場所

多くオーロラが出現する北緯65~80度付近のエリアを「オーロラベルト」といいます。 オーロラベルトには、北欧やアイスランド、カナダ、アラスカが含まれています。 オーロラ観測ツアーでは、街の明かりが届かない郊外や鑑賞施設に移動してオーロラ出現を待ちます。【カナダ】イエローナイフ・ホワイトホース、【アラスカ】フェアバンクス、【ノルウェー】トロムソ、【スウェーデン】キルナ、【フィンランド】イナリなどで見られます。日本国内で観測可能なオーロラは「低緯度オーロラ」と呼ばれています。